おりの中の46ぴきの犬

「犬は人間を許せる動物だ」

この本の筆者はそれを伝えたかったのだと思った。

犬が大好きな小学五年生良介と、いとこのちいにいちゃんはブリーダー仕事を始めたのだが、、、そこには可愛らしい犬ではなく、ボロボロになった46ぴきの犬がいた。

ちいにいちゃんと良介はこの可哀想な犬を全力で助けようとするが?

もう赤ちゃんを産まなくなったからと、指示され道ばたで捨てたお母さん犬の3号が心配でずっと後悔をしてきたちいにいちゃん。ちいにいちゃんはその子にもう一度会えることができるのか?そして二人で残りの45匹の犬を助けられるのか?

この本はとても素晴らしい、悲しいけれど喜びのある話だと感じた。本当にあったこの物語は、様々な人々の犬たちを見る目、ただただ可愛くて楽しそうな生き物、ではなく悲しい過去や知らないところで苦しんでいる犬もいるという事を知ってほしいという気持ちで筆者はこの物語を書いたのだと思った。感動のある物語!

 

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おりの中の46ぴきの犬

著:なりゆき わかこ

絵:あやか